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「フルボ酸とは?その効果とは?」フルボ酸を使用した枝豆栽培の実証実験 第1弾
キヨミドリ生枝豆が新たな挑戦へ
昨年、嘉麻市で栽培・収穫を行い好評をいただいた希少品種キヨミドリの青大豆。
今年の栽培で、また新たな挑戦を行います。
今までにない安心・安全な成分を使い、枝豆の収量・味・品質の向上が期待できる「フルボ酸」を使った栽培実証実験となります。
手をかけて美味しく育ったキヨミドリ生枝豆が更においしく…!
”そんな夢のような話が?”と思われるかもしれません。
「夢じゃありません!」
”今までなぜしなかったの?”
「研究開発を続けて、やっと今実証実験が可能になったのです!」
そんな夢のような実証実験を、嘉麻市のキヨミドリ生枝豆で今年行えることになりました。
これはとても大きなニュースです!
このフルボ酸の研究開発に携わった先生方
フルボ酸研究会
- 九州大学名誉教授 近藤隆一郎先生
- 九州産業大学生命科学部講師 佐野洋一先生
- 九州産業大学生命科学部研究生 武本右京様
- 西邦機工株式会社 山下隆三様
- 西邦機工株式会社 佐藤勝正様
そもそも「フルボ酸」とは?
フルボ酸とは、植物などが微生物により分解される最終生成物である腐植物質のうち、酸によって沈殿しない無定形高分子有機酸。土壌や天然水中に広く分布している。 土壌からの抽出では、アルカリまたは弱酸のアルカリ塩でフミン酸と共に抽出後、酸を加えてフミン酸を沈殿させて分離する。精製の困難さのため、フミン酸に比べて研究は少ない。(Wikipediaより)
フルボ酸が注目される理由
現代の土壌は、便利さを優先した化学肥料の使いすぎにより腐植物質が欠け、本来土壌に居るべき微生物がいなくなっています。
それは、現代の農作物の成長や収穫に大きな影響を及ぼしています。
本来の腐植物質に富んだ土壌は、植物に十分栄養が供給され、水分を保つことができ、植物の活性化には最高の条件です。
そうした有用な土壌を作ることができる「フルボ酸」という成分が、今注目されているのです。
フルボ酸の生成は年月を要するが…
フルボ酸は通常、長い長い年月を費やして腐植の連鎖を繰り返して作られるもの。
そのため、その効果は知られていても、入手が困難なものであるということが実状でした。
それをもっと簡単に作る方法として、クヌギや竹を粉砕して白色腐朽菌により分解するという方法があります。
この粉砕する工程で、西邦機工株式会社のラブ(RUB=濾す)・マシーンという特殊な機械を使用しています。
この方法により、長い年月をかけないと作ることのできなかったフルボ酸を、フルボ酸研究会ではなんと約2ヶ月で生成することができるようになりました。
研究過程におけるフルボ酸の比較実験結果
フルボ酸研究会が実施したこれまでの比較実験では、下記の通り、実の大きさ・収量・味(甘み)全てにおいて向上しているという結果が出ています。
対照区:フルボ酸未使用 試験区:フルボ酸使用
イチゴの大きさ・収量共に約1.4倍に!
イチゴの茎の広がり(クラウン径)、葉の厚みは1.3~1.4倍となりました。
また、下記の比較実験結果も出ています。
- 収穫量(22日間)
対照区 83,660g(箱数56)
試験区 93,450g(箱数66) - 最大収穫量(1日あたり)
対照区 6,100g(箱数4)
試験区 8,300g(箱数6)
すももの糖度は1.2倍に!
イチジクの糖度は1.6倍、重さは1.3倍に!
小松菜の重量は2倍に!
大学で育てた小松菜については、重さがなんと2倍にもなっています。
写真を見れば大きさの違いは一目瞭然ですね。
フルボ酸を使うと光合成が盛んになり、炭酸同化作用・窒素同化作用が促進されます。
また、上記作用により根の張りが良くなり、収穫量や味・品質の向上に期待できるそうです。
フルボ酸研究会のフルボ酸は、研究を続けてきた今もなお、マイナスの効果は一切ないそうです!
他社製のフルボ酸との違い・特長
フルボ酸は、フルボ酸研究会が開発したもの以外にも様々な企業から発売されています。
気になるのは、他社製のフルボ酸との違い。
他社のフルボ酸の場合
他社の場合、何千年と腐植連鎖を繰り返した土からアルカリ抽出して作っています。
また、使用方法も、その抽出した強アルカリを何倍にも希釈して使います。
アルカリの場合、目に入ると失明してしまう危険性も伴っており、取り扱いには十分注意が必要です。
フルボ酸研究会のフルボ酸の場合
それに対し、フルボ酸研究会が開発したフルボ酸は、クヌギや竹を粉砕して分解処理を行い、そこで作られた腐植物質を「水抽出」で作りだすことにこだわっています。
水抽出であることから毒性テストもクリアしており安心安全で、化学的知識があまりない方でも取り扱いやすいのが特長です。
この特長を生かし、フルボ酸を使ってキヨミドリを栽培!
フルボ酸研究会のフルボ酸が、植物の活性化効果に加え、安全性も保証されることを踏まえて嘉麻市で実証実験を行うことになりました!
昨年嘉麻市で栽培を開始したキヨミドリの枝豆を、今年はフルボ酸研究会のフルボ酸「HSI-60」を使って栽培します!
キヨミドリ栽培の土地を対照区と試験区とに分け、実際の枝豆の成長・収量・味の違いなどを検証していく計画です。
より安全で美味しいキヨミドリの生枝豆を、より多くの方々に味わっていただくため、私たちもこの実証実験をワクワクした気持ちで待ち望んでいます。
実証実験は今夏実施予定!
続報をお待ちください。